社団法人ペットフード協会の令和元年度全国にお ける犬・猫の飼育実態調査によると,犬:879万7千頭、猫:977万8千頭、合計1,857万5千頭 が飼育され ており、飼育世帯は犬で 12.55%%(7,152,000 世帯)、猫 で 9.69%(5,524,000 世帯)と報告されています。

猫の飼育頭数は直近の 5 年間の傾向としては緩やかに増加傾向であるが、犬の飼育 頭数は減少傾向。特に、犬の「散歩・外出時以外室内での飼育」は増加傾向にあるとのこと。

犬猫ともに、室内飼育が常識となりつつあるいま、感染症のコロナを含め、飼い主が知っておきたい知識が「ズーノーシス(人獣共通感染症)」。これらの病気をヒトの立場から見たときには、「動物から感染する病気」ということで、厚生労働省では「動物由来感染症」(厚生労働省ホームページ)と呼んでいます。

ヒトやモノが大規模に世界中を移動している現在、いつ、どこで、どんな病気が出てもおかしくはありません。それはペットから感染する病気にしても同じです。日本では50年近く発生していない狂犬病も、世界全体を見ると発生していない地域のほうが圧倒的に少ないのです。

米疾病対策センター(CDC)は、世界のズーノーシスの症例数は年間25億件、死者数は270万人になると推定しています。

現在、世界に大問題を引き起こしている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)も「ズーノーシス(人獣共通感染症)」の一つと言われています。

 

犬・猫に接するときの注意

・過剰な触れ合いを避ける

・触れ合ったあとは、手を洗う

・犬猫の清潔を保つ

・糞尿は速やかに処理

犬猫と暮らしている方は、厚生労働省が作成しているハンドブックを一読しましょう!

動物由来感染症ハンドブック2020(見開き)

 

人と犬猫が、安全・安心して共生するために、知っておきたい重要な情報ですね。

 

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